今宵の一本(早瀬浦) [日本酒(福井)]
こちらに来る以前、「早瀬浦」といえば、とにかく辛口の酒、という印象しか持っていませんでした。
今週、行きつけの酒屋に久しぶりに。
ガラスケースを物色していると、すでに顔見知りとなった店主から「にごり酒お好きですよね?」との質問が。「もちろん」と回答すると、奥の倉庫から取り出したるは「早瀬浦」の滓酒。
本数限定で在庫は残りわずか、店頭からは下げていたとのこと。
とある書籍で目にし、気になっていた一本。ありがたく頂戴します。
若狭美浜の海に若狭鯛。ブルーの瓶とラベルとのバランスがいい感じです。
■「早瀬浦 純米滓酒 浦底」(福井・三宅彦右衛門酒造)
カテゴリ 純米酒
原料米 山田錦、五百万石ほか
酵母 協会9号、7号ほか
精米歩合 55%
日本酒度 +9
アルコール度 17
720ml ¥1,735
独断評価 ★★★
「浦底」は、純米系(純米酒、特別純米酒、純米吟醸酒)の滓を集め、純米生酒にブレンドしたもの。
最初は上澄みをいただきます。無濾過生酒の味わい、そしてそこに若干のにごり感。
続いて滓を絡めて。米の旨みがより強く感じられます。
早瀬浦のイメージと、日本酒度+9という表示で辛い酒を想像していましたが、さにあらず。
旨さが勝り辛さはあまり感じません。味の変化を楽しめる一本。見つけたら是非どうぞ。
菜の花、新じゃが、するめの一夜干し+しじみの赤だし。極楽です。
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