加賀ドライブ【長町~安宅の関~那谷寺編】 [陸たび]
この連休は来客をもてなしつつ、自らも観光。
金沢の繁華街、香林坊・片町から一本入った「長町」からスタートです。
加賀藩の武家屋敷跡が並ぶ長町の町並み。
170年以上続くあめ屋の「俵屋」や甘味処、和菓子屋も並びます。
武家屋敷のひとつ「野村家」は内覧可能で、
その庭園は2003年の「JOURNAL OF JAPANEZE GARDENING」で第三位なったそうです。
島根・足立美術館が毎年一位のあの雑誌です。
松は雪吊り、灯篭にも雪囲いがされていました。
金沢散策の後は小松方面へ向かいます。
小松空港は目と鼻の先、歌舞伎・勧進帳の舞台「安宅の関」へ。
勧進帳とは…(出典:Wikipedia)
源頼朝の怒りを買った源義経一行が、北陸を通って奥州へ逃げる際の加賀国の、安宅の関(石川県小松市)での物語。義経一行は武蔵坊弁慶を先頭に山伏の姿で通り抜けようとする。しかし関守の富樫左衛門の元には既に義経一行が山伏姿であるという情報が届いていた。焼失した東大寺再建のための勧進を行っていると弁慶が言うと、富樫は勧進帳を読んでみるよう命じる。弁慶はたまたま持っていた巻物を勧進帳であるかのように装い、朗々と読み上げる。
なおも疑う富樫は山伏の心得や秘密の呪文について問い正すが、弁慶は淀みなく答える。富樫は通行を許すが、部下のひとりが義経に疑いをかけた。弁慶は主君の義経を金剛杖で叩き、疑いを晴らす。危機を脱出した一行に、富樫は失礼なことをした、と酒を勧め、弁慶は舞を披露する。踊りながら義経らを逃がし、弁慶は富樫に目礼し後を急ぎ追いかける。
義経、弁慶、関守の銅像。
関址の隣にある安宅住吉神社。勧進帳を読む弁慶像。
勧進帳の由来から、全国唯一らしい、「難関突破」のお守りがあります。
境内の神亀石。
このあたりも夕日がきれいな海岸が広がります。
最後は「高野山真言宗別格本山 那谷寺(なたでら)」へ。
夕暮れ間近でしたが、それでも綺麗な紅葉、景観を眺められました。
紅葉が綺麗な「奇岩遊仙境」。岩場を登って上から眺めることができます。
本殿も岩窟内にある珍しい寺です。
重文の三重塔。
必ず再訪するであろう美しい寺。御朱印は「大悲殿」でした。
夜は海の幸でおもてなし。セイコガニと刺し盛。
新鮮な海の幸“だけは”安いのがいいところです。だけは、というのは、その他の物価は決して安くないと感じるのです。
のどくろの炙り焼き。白身の魚の食感とは思えないやわらかな歯ごたえ。脂のうまみ。
もみじ狩りを楽しみつつ、鯖のへしこ寿司に「梵 純米酒」の熱燗で一日が終わりました。
9月だったか、金沢に行ったのですが野村家は入らなかったんです。
やっぱり素敵ですね~。次回は行ってみよう~って思いました!!
by jun (2009-12-03 00:46)
>junさん
野村家、庭園好きには価値のあるところでした。
フランス人観光客も満足げでしたよ。
金沢、まだまだ探索の余地があります。
by J3 (2009-12-03 23:02)