沖縄滞在記【波照間島編】 [海たび]

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日本最南端・波照間島のご紹介。


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■宿泊施設
島に行こうと思い立ち、ネットやガイドブックで情報を集めようと思いましたが、石垣、竹富、西表といったメジャーな島と異なり、あまり情報がありません。

そしてまずわかったこと、宿が少ない。。。
そもそも周囲14.8km、人口600人ほどの小さな島。
ホテルらしいホテルはほとんどありません(皆無ではありませんが)。
波照間に行こうと決断された方はまず真っ先に宿を確保しましょう。

宿とは思えない見てくれの宿、常連さんに占拠されたような宿など、かなりの個性派揃いです。あまり詳しくは書きませんが、ネット検索で状況はわかります。
まあ、クチコミの評判は話半分に、合いそうなところを選択して行くしかないようです。

連休中ということもあり満室が多く、数軒目で予約できました。
ご予約はお早めに。

■島へのアクセス
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以前は飛行機の定期便が飛んでいましたが、運航会社の経営問題等で今は船便のみ。

これが今回の一番の難題でした。そう、船酔いです。
これまたよく揺れるんだそうです・・・
揺れることは必至、そして特に後半30分は外洋のため波が高く、揺れるんだとか。
直前に観た「Dr.コトー診療所」、漁船とはいえ船酔いのシーンから始まったのには凹みました…

その船便の選択肢は2つ。
高速船=毎日3往復、所要時間1時間
フェリー=火/木/土のみ1往復、所要時間2時間

旅程が決まったら予約を入れましょう↓
波照間海運

往路は水曜日、無条件に高速船。
船の後部ほど揺れが少ないようです。

念のため、大正製薬「センパア内服液」という液体の酔い止めを服用。
そして過去のフェリーでの経験から、耳栓で音をシャットアウト、頭をヘッドレストで固定し、睡眠体制。本当は景色もいいんでしょうが、視覚からの情報も遮断。

いざ出港。

波は穏やかな時期だったので、ピーク時とは比較にならないのでしょうが、それでも、飛行機で気流が悪い時に揺れる、あのような状態が60分続きます。
そして5~10分に1回は、波ともろにぶつかるのか、ガンッと蹴られたような衝撃を受けます。

ただ、もろもろの効果か、特に何ともなく到着しました。

復路は木曜なので、多少揺れが少ないだろうフェリーで帰ろうと思ってましたが、島の方によると高速船では大丈夫だったひとがフェリーの大きな揺れで酔ったという話も聞き、所要時間の短い高速船に変更しました。
結果、帰りも問題なし。
何かのアトラクションと思えば…

往復とも明らかに酔っていそうな人はいませんでしたが、やはり心配な人も少なくないようです。帰りの高速船には、未使用のANAのdisposal bagが残されていました。

ちなみに、石垣~与那国のフェリー(所要時間4時間)は「日本一のゲ○船」と呼ばれるほど過酷なようです。飛行機の定期便があって良かった…(切実)
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■島内の移動手段
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レンタルサイクルが最も便利。
多少の坂はあったりしますが、宿から食事処、ビーチなど一通り回れます。
過酷な夏場、島を一周しようとすると結構ヘビーなようです。

あとは時間短縮や島の隅々まで行くのであれば、レンタルバイク(原チャリ)が便利。

到着当日のレンタルサイクルは民宿で、翌日のレンタルバイクはSUN輪舎さんでお世話になりました。edyなども使えて便利。港まで送迎してくれます。


■島内の飲食店事情
想像されるとおり、飲食店は多くありません。
そして、不定休だったりします。
宿で食事付きにするか、島に着いたら早めに営業しているところを確認しましょう。
共同売店で安くあげるのもありです。

前日夜はお休みだった「花HANA食堂」のゴーヤーとトマトのパスタ。
花HANA食堂.jpgゴーヤーとトマトのパスタ.jpg


■幻の泡盛「泡波」
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芋焼酎「森伊蔵」といえば、多くの方が知るプレミア焼酎。

ただ、この泡盛は、一般的には名前すら知られていないのではないでしょうか。
日本最南端、家族経営(その名も波照間さん)と言われる小さな酒造場で、島内での消費を目的として作られているらしくで、もともと出荷量が少ないのです。
取扱店も多くはないため希少性が高く、「幻の泡盛」と呼ばれています。
600ml瓶のネット流通価格は安くて6,000円~というシロモノ。

調べてみると、島の飲食店や民宿では卸ルートがあるのか、ごく普通に提供されています。が、買って帰るとなると話は異なり、島に行けば必ず買えるというものでもなく、運がよければ、島の共同売店で買えるらしいのです。

ということで、宿に到着後、真っ先に宝探し。

1軒目は空振り。連休中だしもしかしたら手に入らないかも、という不安がよぎります。
が!2軒目の共同売店で運よく見つけました。
100mlで320円也。すばらしい。

他の売店も回りましたが「入荷待ち」とのこと、購入した店も翌日には完売となっていました。買えてよかった。。。

泡波.jpg
複数本買えたので帰宅後惜しげもなく開栓。

個人的にはどちらかというと癖のある飲みにくいタイプが好み。残波白をチェイサーに菊之露ブラウンを飲む感じといえばわかりやすいでしょうか…

この「泡波」は実に飲みやすいタイプ。
水割りもいいですが、ガラス製のお猪口に氷を落とし、そこに注いでロックで味わうのがいいと思います。
香りも味も独特の甘み。とにかく甘みが強い。
波照間島の地下水を使っているとのこと、そんなことを思い浮かべながら味わうとさらに深みが増します。

港のみやげ物屋ではプレミア価格、ではありませんが、他商品との抱き合わせで売られてました。プレミア価格を払うのであれば石垣市街のみやげ物屋でも。

島では、「花HANA食堂」では600円、港の「海畑」では300円などで味わうことができます。
是非現地でどうぞ。


■星空観測タワー
日本で唯一南十字星が観られる波照間島の観測施設。
有料ですが、夜、民宿の方が送迎してくれました。

ドーム内の大望遠鏡ですが、以前の台風でドームが壊れ開閉不能。
この7月ごろまでには修復するそうです。
上記理由のため観られるのは屋上で小さな望遠鏡のみ。
それでも久しぶりに月や土星を目にし感動です。

下の写真の日の丸の脇に写っているドームがそれです。


■日本最南端の碑
今回の旅の目的地。
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最南端平和の碑.JPG


■日本最南端のヤギ、そして牛
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■島の道、遠くに西表島
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■島の真ん中にある灯台
小さい楕円形の島のため、岬に設置というよりも、そこに日本最南端の島があるということを示す灯台。船舶や航空機などの重要な道標。
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■「ハテルマブルー」のニシ浜
去年訪れた宮古島「砂山ビーチ」はその狭さにビックリしましたが、ここはそんなこともなく、白砂、遠浅のビーチが続きます。その美しさは八重山一と称されるほど。
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コメント 2

シゲル

いい雰囲気ですね。
波照間島も行ってみたい離島の一つです。
この景色をみて、ますます訪れたくなりました。
by シゲル (2010-04-11 00:02) 

J3

>シゲルさん
海外もいいですが、国内もいろんなところがありますよね。
波照間、何もないですが、最果てを感じる素晴らしい島でした。
またいつか訪問しようと思ってます。
by J3 (2010-04-11 23:20) 

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